住宅を購入することになった場合には、多くの人が住宅ローンを利用することになるでしょう。しかし数多くの種類があり、どうやって選べば良いのかわからないという人も多いものです。このようなことから、正しい選び方についてしっかりと把握しておくことが求められます。

住宅ローンの選び方としては様々なポイントが挙げられますが、まずは金利を選ぶことから始めましょう。住宅ローンの金利は何パーセントというように、数字が高いか低いかどうかをイメージする人が多いかもしれません。しかし金利も重要なポイントですが、金利のタイプも重要です。低い方が総返済額は低くなるものの、金融機関により期間限定の特別金利が設定されているケースも見られます。このようなことから長期的な視点で返済期間や体系、利率などを総合的に検討することが重要です。大きく分けるとタイプには三つの種類のものがあり、その一つ変動金利型と呼ばれるものです。これは市場金利の変化に応じ返済の途中でも変動するタイプを指します。二つ目が全期間固定金利型と呼ばれるもので、借入期間中の金利があらかじめ決まっていて、完済まで変わらないものです。そして三つめは固定金利期間選択型と呼ばれるものです。2年、3年、10年などというように、適用期間が終わった後に、自分でタイプをもう一度選びます。どのタイプにもメリットもあればデメリットもあるため、それらを把握した上で一番良いと思うものを選ぶようにしましょう。
次に種類を選ぶことになりますが、民間の金融機関と住宅金融支援機構と民間の金融機関が提携して融資するフラット35を選ぶことができます。そして万が一の場合に備えて、団体信用生命保険の補償内容も考慮することが大切です。そして住宅ローンを契約する場合には、物件価格だけに注目するのではなく、その他の諸経費についても把握しておかなければなりません。住宅ローンにかかる諸費用としては、保証会社事務取扱手数料や保証料、登記費用や融資手数料、印紙税など様々なものが挙げられます。借入の際に必要となる諸経費は、借りいれる金融機関や金額によっても大きく異なります。一般的には物件価格の約5から10%程度とされています。このような諸費用もよく考え、またどれだけ貯金を使うことができるのかなども考えた上で選ぶようにしましょう。自分ではなかなか選ぶことができないということもあるかもしれませんが、このような場合には、ファイナンシャルプランナーにローンの状況などについて相談してみましょう。